セリーズ原則って何?


セリーズ原則とは、企業が環境問題への対応について守るべき判断基準を示した倫理原則です。
1989年、アラスカのプリンス・ウィリアム海峡でエクソンモービル社の大型タンカー「エクソン・バルディーズ号」が座礁して大量の原油を流出させて起こした環境破壊事故(アラスカ湾原油流出事故)を教訓にして、同年、アメリカの環境保護グループCERESが発表したもので、当初はバルディーズ原則と呼ばれましたがのちに改称されました。

なお、この事故を契機として、1990年に「油による汚染に係る準備、対応及び協力に関する国際条約」(OPRC条約)が締結されています。

セリーズ原則の内容は以下の10項目にわたっています。

 1)生物圏保護のため汚染物質の放出をなくすよう努力する、
 2)天然資源有効利用と野生動植物の保護に努める、
 3)廃棄物処理とその量の削減に努める、
 4)安全、持続的なエネルギー源利用に努める、
 5)安全な技術やシステムを採用し緊急事態への対応を図る、
 6)安全な商品やサービスを提供し、それらが環境に与える影響を消費者に知らせる、
 7)環境破壊に対する全ての損害賠償責任を負う、
 8)情報の公開を行う、
 9)環境問題を担当する取締役を置く、
10)環境問題への取組みを評価する独自の年次監査報告の公表を行う。